10月12日 台風19号の直撃対応のため,市では12日8:30より市内の公民館すべてが一とき避難所に指定され幸栄公民館でも受け入れが始まりました。その後市より13時過ぎに市内の北方面の小中学校から順次避難所にと通達がありました。
私たちは、14時から準備会議を開き市・同小学校/PTA・同公民館・幸栄地区連合町会で役割分担など確認し、14時半頃から避難者の受入れ準備をし、体育館/公民館の割り振り、毛布や床シートなどの準備・見守り/看護・アルファ米の炊き出し・水の提供など対応させて頂きました。
同公民館和室の収用者数が定員に達したため、15時過ぎからは幸町小学校体育館への受け入れを開始しました。同公民館と同小学校は同じ建屋内にありますが、混乱を避けるため受付は同公民館にし、中で行き来するようにしました。その後体育館も定員に達したため、同公民館のホールへの受け入れを行ないました。
16:10に荒川の氾濫危険情報警戒レベルが4に、22:50に避難指示が出、23:00には芝川/新芝川の氾濫危険情報警戒レベルが4になり、避難者数もピーク時には239名に達しました。川の決壊による長期避難も頭をよぎりましたが、朝には雨風もだいぶ収まりました。また心配された体の不調者もなく13日午前中早い段階に全員が帰宅しました。
市のホームページによると、13日12:00に荒川の氾濫水位を下回ったため全避難所を閉鎖、13日18:00に芝川/新芝川の水位が下降し,氾濫危険水位を下回ったため避難勧告を解除されました。
今回、幸いなことに河川の決壊・洪水などの被害はありませんでしたが、避難所の開設・運営については貴重な経験をさせて頂きました。今後、市との連携・体制・運用方法・必要物資/備品など課題を整理し、今後に役立てたいと考えます。幸町小校長/教頭/職員の皆様、幸栄公民館長/職員の皆様、川口市の職員の皆様、幸栄地区各町会長/自治会長/防災部長の皆様、PTA会長/副会長/会員の皆様、ほんとうにお疲れ様でした。
最後になりますが、今回の台風19号による甚大な被害はまだまだ全体像が見えずむしろ拡大しているように思えます。災害で亡くなられた方々、行方不明の方々、災害に遭われた方々に哀悼の意を表すとともに、私たちのまわりでいつ災害が起きても対処できるように、日頃から減災を目的とした地域内連携を図ることがますます重要であると感じました。